2007年ニュースな8組合 理事長の思い高らかに

新連携（企業組合ヒーバックシステム）

冷熱設備の設計施工で起業「新連携」で飛躍めざす

組合所在地 静岡市 組合員の数 5人 組合設立日 平成16年4月13日 設立背景と経緯 冷熱設備の設計施工・メンテナンス業務の共同受注を目的に組合設立。組合員は、大手メーカーの系列企業で幹部社員だった三宅理事長はじめとする技術者集団だ。 冷熱ビジネスの業界は工場建設等の伸び悩みや受注単価の減少、環境問題への対応など課題は山積だが、独立への思いを企業組合で実現させた。 組合事業の内容 組合は、大手電機メーカーの特約販売店として業務を推進。空調設備やクリーンルーム、冷凍冷蔵、電気設備、給排水設備のほかオール電化など設備工事全般の設計施工を行なう。 創業4年目に入る今年は、中小企業施策の目玉「新連携事業」の実施で事業の飛躍をはかる考えだ。

静岡市駿河区に事務所を移転し、今年は「新連携」にチャレンジする。

「新連携」で新たな事業化に挑戦

企業組合ヒーバックシステム 理事長 三宅龍二郎

私は以前、大手会社に勤めていましたが、若い頃から自分の会社を創りたいと夢を懐いていました。とは言っても安定した生活の継続、また自分の能力を考えた時、なかなか独立することはできませんでした。しかし50歳を迎えて「このままでいいのか？」「終身現役でいたい」との思いで独立を決意いたしました。

企業組合の設立にあたっては、中央会はじめ関係者の御尽力をいただき、今なお多くの皆様に助けられ頑張っています。当社は特殊な空調設備をはじめ冷熱設備システムの設計・施工・メンテを通して、工場を中心にお客様のニーズに基づき、ソリューション事業の拡大を目指している企業体です。

実績としては某工場全体（面積640m² 天井高6m）を1年中23℃±0.5℃の温度を維持する空調システム（恒温恒湿）や、1つの部屋をマイナス40℃〜プラス80℃に自由に温度調整できる環境試験室システムなどがあります。

特に今年は、当社のコア技術と異業種の先端技術を融合した「新連携」に挑戦。まずは早期認定をめざし、施策の支援を受けながら新商品開発・事業化をめざします。