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景況ウォッチ

12月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量と設備操業度が前年同月を上回る結果となった。

前月の値との比較では、資金繰りと設備操業度の2項目にて悪化幅が縮小している。

全般的な傾向としては、製造業に比べ非製造業に悪化傾向が強い。また、企業間格差が拡大している。

業界の声

対象17業種より抜粋

[繊維・同製品]浜松市
季節的な需要により、前年並みの操業度。暖冬により、冬物の動きが鈍く、春夏物の受注が減少している。
[木材・木製品]静岡市
一部の外材製品が暴騰。これによる代替需要を国産材製品に移行できるかどうか、企業は製品開発と供給体制の構築が急務となっている。
[輸送用機械]浜松市
高稼働により、人手不足となる企業も増えている。人材派遣などに頼らざるを得ない状況だが、品質管理上、制限する必要もあり雇用面で苦しい事情も見受けられる。
[建設]静岡市
労働力確保が当業界の重要な課題となっている。企業の収入を増やし、従業員の賃上げ、福利厚生拡大につき努力をしている。
[運輸]富士市
荷動きは前年より、多少上向き。しかし収益は、軽油の「高値安定」と「運賃値上げなし」により、悪化傾向が続いている。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。