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特集

2007年ニュースな8組合 理事長の思い高らかに

工業団地建設(アオイ・テクノパーク協同組合)

旧静岡市に34年ぶり工業団地 4月にも全6社が操業へ

組合所在地
静岡市
組合員の数
6人
組合設立日
平成18年3月29日
設立背景と経緯
静岡市の印刷業・ダンボール製造業など異業種による組合設立で、旧静岡市としては34年ぶりの工業団地建設を実現させた。現在、急ピッチで工場などの建設が進められ、この3月には組合員全6社の進出が完了する。
組合事業の内容

共同給水や福利厚生事業のほか共同購入、産業廃棄物処理委託事業などを行なう。

参加企業

(株)トップ(印刷業)
(株)エコテック(断熱パネル製造業)
(株)シンエイ建装(総合建設業)
(有)ステディ(土木工事業)
福原紙器(株)(段ボール製造業)
(株)ワールドコーポレーション(家具製造卸)

既に移転を完了させた(株)トップ(写真上)と(株)エコテック。残り4社も3月末には移転を完了させる。

経済効果や地域・環境との共存。団地進出で時代を乗り切る

アオイ・テクノパーク協同組合 理事長 杉本悦朗

当組合は国の高度化資金を活用して、(旧)静岡市としては32年ぶりとなる工業団地の建設を目指してきました。昨年3月に高度化資金の事業認定を受けて着工。既に(株)トップ、(株)エコテックの2社が竣工・稼働しております。

用地は採石場跡地だった所で、制限解除で開発行為と工場建築を同時進行してきました。諸所の調整に苦慮する局面もありましたが、市・県・中央会等皆様方の強力なご支援のもと、ようやく八分通りまでこぎつけました。

世情を見渡せば中東・北朝鮮問題等の国際情勢、鳥インフルエンザなど新たな疾病の広がりや、なにより温暖化にみる地球規模での環境変化など景況に影を落とす不安定要素が多く、予断を許さない状況といえます。このような時代を乗り切っていくには、これまで以上にスピーディーで的確な経営判断や合理的な生産活動といった経済的側面のみならず、地域・環境と共存できる生産拠点という要件なども求められるでしょう。

工業団地へ進出するにあたり、前記要件をクリアしていくとともに、それが地域経済の活性化の一助となれば、と願う次第です。