2007年ニュースな8組合 理事長の思い高らかに

女性の起業（ファインネット協同組合）

平成14年、女性4人が起業 スキル向上で業容拡大へ

組合所在地 富士宮市 組合員の数 6人 組合設立日 平成14年3月26日 設立背景と経緯 富士宮市を拠点に活動する女性パソコンインストラクター4人による法人化。当初は女性の起業という面で話題が優先した感もあったが、発足して四年を経過した現在では、知名度と共に組合員のスキルも向上し、業務内容は年々幅を広げている。 組合事業の内容 組合事業は、パソコン講座、ホームページ制作、コンサルティングの三本柱。 パソコン講座は、ワード・エクセルを中心にメール、デジカメ、ブログ作成などの実績が多い。ホームページ作成は、協同組合や企業、団体などから幅広く受注。また、アンケート調査やコンサルティングの実績は数件に止まっているが、今後の有望市場として開拓をすすめていく考えだ。

組合HPときめ細やかな指導が好評なIT研修。

きめ細かなサービスで業績好調。新分野進出もチームワークで

ファインネット協同組合 理事長 渡邉直美

富士・富士宮在住の女性SOHOワーカー6人が加盟する事業協同組合で、主にパソコン研修会の企画やパソコン教室の運営・Webサイト製作、コンサルタント業務を実施しています。

平成13年、富士宮市の表富士工業団地協同組合主催によるIT講習会の手伝いをきっかけに、創立メンバーが集結しました。この事業の運営を見ていた中央会の勧めで、半年間の勉強期間を経て組合設立。起業化に踏み切りました。

発足以来、業績はなんとか順調に伸びています。なんといっても女性ならではのきめ細かなサービス、軽快なフットワークがお客様のニーズに合致したのだと認識しています。もちろん、チームワークの良さが組合運営の根本を支えている点も忘れてはいけません。

ただし、競合する事業所が多いのも事実。これまでの経験を踏まえ新たな事業展開に踏み出す準備を急いでいます。そのひとつが、Webアンケートによる市場調査。大手を中心に事業化されていますが、費用は高額で手に届かないケースも多く見られます。今年は、こうした新分野進出の可能性を追求する1年になりそうです。