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事務局 多士済々

組合の不合理には迷わずメス「健康」へ人一倍の関心も

静岡県印刷工業組合
事務長 和田興三氏

「勤続43年の垢を落としのんびりしたかったが、これも縁かという気持ちもあった。自宅から徒歩20分の通勤距離は、健康維持にもちょうどいいし」。

一昨年8月、銀行系リース会社を定年退職した直後、古巣の銀行経由で飛び込んできた事務長就任の打診を引き受けた。労働条件などは前職と比べる余地もないが、働ける、奉仕できる体力・気力にありがたみを感じたのも確かだ。

銀行時代は、県内外の営業店で支店長を務め、本部に戻っては中部地区60店舗を担当する営業推進役に。系列のリース会社では新規業務の立ち上げや不良債権回収に尽力するなど、オールマイティーな能力を発揮してきた。

「いや、苦労も多くて円形脱毛症になったこともありますよ」。

組合では女子職員とパートを含め3人体制。総会や諸会議の準備や行事の計画実行、他団体との付き合い、機関誌発行など全てを手がける。事務局就任早々に着手したのは、旧態依然とした就業規則や定款などの見直し断行だった。

「育児・介護休業法への対応を含め就業規則の全面改訂には半年をかけたし、定款と実態がそぐわない箇所は、迷わずメスを入れた。いずれも、運営上の基本ルール。ここがチグハグでは、組織の安定運営はできません」。

今、一番の関心事は健康だ。「特に、長生きに関しては興味が。宗教の本など読んでも、120才まで生きた人は多い。ならば自分も、という心境」で健康にいいことは何でも取り入れ、実践を続ける。

「いま62ですが、脳トレーニングでは23才くらい。お酒を控えて目標をめざしたい」と笑う。

趣味は、神社仏閣めぐり。最近は青春18切符で天の橋立や鹿島神社などを訪ねた。野球は、毎日オリオンズ以来のロッテファン。千葉マリンスタジアムでは年間指定席をもつほどの力の入れようだ。