静岡県中小企業団体中央会Shizuoka Prefectural Federation of Small Business Associations. |
昭和43年10月1日 |
CHUOKAI MONTHLY 2006 November No.636 第52回中小企業団体静岡県大会 ―組合新時代を拓く―組合の行動指針と中央会の支援指針新連携支援1. 組合の行動指針新連携において、シーズをもつ組合員企業とシーズの事業化に必要なノウハウを持つ他の組合員企業、外部の企業・研究機関・支援機関などとの連携体構築のコーディネートを組合が主導して行うなど連携体の構築に至るまでの萌芽期での役割が期待される。また、組合自身が独自のノウハウを活かし事業化に対する販路開拓支援・技術支援・研究開発支援を連携体の一部として担うなどの活動も想定される。 2. 中央会の支援指針(1)新連携のシーズ発掘と連携体構築に向けたコーディネート機能強化 会員組合の組合員企業、食品産業協議会・青年中央会その他関連団体会員企業より新連携のシーズとなる企業の発掘をし、他企業・研究機関とのマッチングを図り、連携体構築のコーディネートを行う。 (2)新連携体の構築・運営支援の強化 組織化指導の経験を活かし、連携体の構築、連携体運営の規約等のルール作り、ビジネスプラン・資金計画の策定、特許申請手続きなどの支援を行う。 (3)新連携のための広域的支援ネットワークの構築 静岡県内だけでなく、広域的・全国的な新連携事業に対する支援体制の整備として、全国中央会・他県中央会との新連携支援のための広域的ネットワークを構築する。 ものづくり支援1. 組合の行動指針系列関係が変容した現在では、川下ユーザーである大企業と基盤技術を担う組合員である川上中小企業の「出会いの場」を設けるマッチング事業が必要である。また、川下ユーザーのニーズに適合した基盤技術の高度化に対する研究開発への取組が要求されている。既に、群馬県では金型製造分野において協同組合が事業管理法人として複数の中小企業と研究機関を取りまとめ共同研究体を構築し、中小企業基盤整備機構の委託を受け、基盤技術力強化のための研究開発を行うなどの動きがある。 2. 中央会の支援指針(1)川下・川上マッチング事業の推進 系列組合・業種別組合を中心に川下大企業と川上中小企業の出会いの場を創設し、両者のマッチングを図る。 (2)技術・技能承継の支援強化 業種別組合を中心に基盤技術・技能承継のための技能講習の開催、ノウハウのマニュアル化・データベース化のための支援を行う。 (3)特定研究開発等計画策定の支援及び共同研究体の管理法人の受託・運営 中小ものづくり高度化法の指定業種組合等を中心に特定研究開発等計画策定の支援を行い、組合等が経済産業省(または中小企業基盤整備機構)の委託を受けて実施する研究開発事業の共同研究体の管理法人の受託・運営に取り組む。
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