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特集

第52回中小企業団体静岡県大会 ―組合新時代を拓く―

組合の共同事業に機動力発揮を 中央会は個別支援・コーディネート強化へ

静岡県中小企業団体中央会
山口正藏常務理事

組合は加盟企業がもつ経営資源や事業化ニーズの把握に努め、組合員間の連携コーディネートや行政・中央会など支援機関との橋渡しを行なうことで、組合員の経営革新や新連携事業を支援していくことが求められている。

また、組合員がもつシーズの事業化や経営革新への取組み、基盤技術力の強化に対するサポートなど、伸びていこうとする企業に対し従来に勝る支援が望まれている。

こうした点を踏まえ、いかにしてきめ細かな経営支援を推し進めるかであるが、たとえば共通の課題ごとに組合員のグループ化をはかり課題別、目的別に共同事業を展開していくやり方も有効である。また、組合間連携による新事業開拓や指定管理者制度への取組みも大いに検討すべきである。

中央会としても、組合はもとより企業への支援体制を強化していく考えで、新連携や経営革新などを推し進めるための専門家の登録・派遣や中小企業診断士などの有資格職員によるビジネスプランの作成支援、同業・異業種のマッチング支援などを手がけていく。

組合は様々なノウハウを有した中小企業の集合体であり経営革新や新連携、ものづくり高度化の核となる経営資源の宝庫だ。これを有効活用しない手はない。ともに手を携えて輝く未来を築いていきたい。