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編集室便り

特集で紹介したように、今年の県大会は「新たな連携」をテーマに、新連携や経営革新の支援に向けた組合や中央会の新たな役割を確認する貴重な機会となった。

基調講演では山田基成名古屋大学大学院助教授の、「組合は連携プロデューサーであれ」というコトバが印象に残った。そういえばおよそ20年前、「組合(事務局)はミツバチであれ」という論議が盛んにされた。有益な情報(蜜)を組合に集め、共同事業や組合員の経営向上へ効果的に反映させるべきという組合論である。

今回の山田助教授の話は、このミツバチ論の延長線上にあるもので、ともに組合の本質をついた至言ではなかろうか。

ただし、ミツバチには誰でもなれる。が、情報を結びつけ、モノにする展開力は誰もができることではない。その意味で、“人間力”が強く問われる時代である。(矢部)