静岡県中小企業団体中央会Shizuoka Prefectural Federation of Small Business Associations. |
昭和43年10月1日 |
CHUOKAI MONTHLY 2009 May No.666 平成20年度の組合設立
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10年ほど前から、新たなワークスタイルとして注目を浴びるSOHO事業者。
そのSOHO事業者に対し業務スペースの提供をはじめとする各種支援の場として、平成12年にオープンしたのが“SOHOみしま”である。8年にわたり県東部地域におけるベンチャー育成を担う中核施設としての役割を果たしてきたが、このほど運営母体が解散。それを引き継ぐ形で「SOHOみしま」時代に施設運営に携ってきた者らで設立したのが当組合である。
組合では、賃貸オフィスや共有スペースの運営、事務代行、研修会や交流会の開催、情報提供など、従来にも増したSOHO事業者らに対する支援を展開。
加えて産学官の連携推進や創業の促進、新産業の創出などを通じ、地域の活性化にも積極的に寄与する。
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事故車や下取車の再生修理サービスは、ディーラーが工程ごとに専門業者へ依頼するケースが多い。しかし、景気低迷に伴い、内製化するディーラーが増加。これに対処するため、浜松市内で板金塗装、電装、タイヤ、窓ガラスフィルムコーティング、看板、ルームクリーニング、積載陸送など自動車の各種附帯サービスを行う8社が“ワンストップリフォーム”を掲げ設立した。
浜松市内2ヵ所の組合員工場を共同施設として利用し、ディーラーやモータースなどからの再生修理サービスを共同受注。陸送から完成まで一貫して行うことで、時間や経費のロスを抑え、顧客への利便性を高めていく。
今秋には、新たな共同作業場を御前崎市に稼動させ、数年後には東部地域にも拠点を設けるなど県全域に活動を広げる予定だ。
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近年、消費者の農水産物に対する安全・安心志向の高まりや生産者の販売が多様化する中で、消費者と生産者を結び付ける“地産地消”への期待が高まっている。こうした流れを受け、御前崎市の観光ホテルや調理学校、農業、酒屋、水産業など7事業者で構成する御前崎市特産品開発研究会を母体に設立。
組合では、市内外のイベント・催事への出展を通じた芋焼酎(“海と風”)やコロッケなど地場産品の共同宣伝、ネギや大根、米など組合員が必要とする原材料の共同購入、地産地消を進める給食センターに対する地元産食材の共同販売、遊休地を活用した地元農産物の共同生産、高級魚「クエ」養殖の研究など、多岐にわたる事業を計画。
御前崎市の情報発信に努め、来街者の増加など地域の活性化につなげていく。
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島田市北部に位置する笹間地区で廃校になった小学校を改築してこの4月にオープンした島田市山村都市交流センター“ささま”。その運営を担い、自然や歴史など地域の魅力の発信を通じた地域活性化を目的に、地元の有志25人とNPO法人で組織化した。
組合名(“くれば”)は、母体となった任意組織(“ささま水土里学舎くれば”)にちなむもので、「来てみないか」を意味する。
組合では、“ささま”の管理運営に協力するとともに、竹細工や鮎つかみ取り、蕎麦打ち体験、ホタル観賞会などの農林業体験やイベントの企画・実施、島田市笹間農村公園の管理受託、鮎や山芋、椎茸、山菜など農林産物の加工販売など、地域資源を最大限に活用した多彩な事業を展開。地域への波及効果を高めていく考えだ。
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中小企業静岡(2009年5月号 No.666) |
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