仏壇専用の地震対策補強グッズが登場

静岡仏壇卸商工業協同組合

仏壇下台の上面、上台の下面・背面・側面に「ミラクルガー ド」の部品を用いて強力に固定する。

静岡市内の仏壇製造卸業18社が加入する静岡仏壇卸商工業協同組合（志村幹彦理事長）では、このほど仏壇専用の地震対策補強グッズ「ミラクルガード」の販売を組合員店舗などで始めた。

同商品は、組合が大阪のファスナーメーカーと共同開発したもので、上・下台の間に専用の滑り止めシートをはさみ、背面に金具を取りつけて強力なマジックテープで上下を連結する仕組み。

上下二層式のほか家具調タイプやタンスなどの上に置くコンパクトタイプなど4種類を用意。宗派により仕様が異なる仏壇にも対応した。面ファスナーの特性を生かし、取り付けが簡単で取り外しも可能だ。

高係合強力成形面ファスナーに加え、高係合の二段矢尻タイプを使用することで大幅に係合強力をアップ。また、強度の振動にも耐えられるように鉄製の特殊押え金具もセットした。

価格は二層式の唐木仏壇用2000円、家具調重ね仏壇用1800円など。発売から3年後には年間8万個の販売を見込む。

組合では、
「静岡県は、東海地震発生時に大きな被害が予想される地域。また、重厚な仏壇の転倒は、命にも関わります。地震に備えてぜひお役立て頂きたい」と話した。
問い合わせは、組合事務局（054（255）9126）まで。

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