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特集

個性輝く技能の祭典〜見せよう、伝えよう、技能で輝く個と社会〜
2007年 ユニバーサル技能五輪国際大会 開催迫る

第39回技能五輪国際大会
第7回国際アビリンピック
2007年11月14日[水]−21日[水] 静岡市・沼津市

世界約60の国・地域の若者と障害のある方が、磨き上げた技を競い合う祭典「ユニバーサル技能五輪国際大会」開催まであと2カ月に迫った。大会期間中には世界中から約3500人の選手や役員等が静岡に訪れる。

本県で開催される今大会は、これまで別々に開催されていた「技能五輪国際大会」と「国際アビリンピック」の2つの国際大会が史上初めて、同時に開催される記念すべき大会として、大きな注目を集める。

全国屈指のものづくり県である本県からは、過去最多の18人(技能五輪7人・アビリンピック11人)が日本代表として出場。その活躍が期待される。

特集では、大会の概要や見どころに加え、世界の頂点を目指す組合関係の日本代表3選手を紹介する。

第39回技能五輪国際大会

史上最大規模の静岡大会

2年に1度、約50カ国・地域の予選会を勝ち抜いた22歳以下の若者技能者が一同に会し、その技能を競う国際大会が技能五輪国際大会(国際職業訓練競技大会)。

大会を通じて、参加国の職業訓練の振興や技能水準の向上、さらに国際交流と親善を図ることも大きな目的だ。

今回参加を予定する国・地域は48。競技職種は、前回のヘルシンキ大会の39職種を大幅に上回る48職種、参加選手数もヘルシンキ大会の660人を大きく超える約800人と、過去最大の大会となる。

競技は、国際機関の委員会、総会の決定を経て実施される正式職種(38職種)、加盟国の提案に基づき、国際機関の委員会、総会の決定を経て実施されるデモンストレーション職種(4職種)、今大会から設定された職種カテゴリーで主催国が提案し、自国以外の5カ国の参加がある場合に実施できるホストメンバー職種(5職種)、さらに大会主催国がその振興を目的とし、競技規則の適用を受けることなく自由に実施できるプレゼンテーション職種(1職種)の4カテゴリー48職種で世界一の技を競う。

成績上位3人にはそれぞれ金、銀、銅のメダル、惜しくもメダルには届かなかったが、一定の高得点を獲得した選手には敢闘賞、その国の最高得点を獲得した選手には各国最優秀賞、競技の最高得点獲得者には、アルバート・ビダル賞が授与される。

また、いずれの選手にもWS(ワールドスキルズ)国際認定証が与えられる。

2007年ユニバーサル技能五輪国際大会 2大会の概要