google

ビジネスレポート

“企業組合サミット2009”で事例発表

全国中央会・企業組合テクノシステムズ

組合の概要や展望を語る(企)テクノシステムズの松坂理事長(上)。

全国の企業組合関係者や関係団体、中央会職員ら約150人が参加した「企業組合サミット2009」が8月20日、東京都内で開催され、本県からは、企業組合テクノシステムズ(富士市)の松坂孝理事長が事例発表を行った。

本サミットは、企業組合に関する情報交換やネットワークの構築、連携組織づくりを通じた効果的な活動の推進などを目的に全国中央会が主催したもので、昨年に続き2回目の開催。

慶應大経済学部の金子勝教授や横浜国大大学院の三井逸友教授の講演に続き、各地で先進的な活動を続ける企業組合の事例報告と「地域の特性を生かした経済の活性化と働く場づくり」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。

事例報告を行ったのは、(企)テクノシステムズのほか、秋田県で訪問介護やデイサービスなどの介護事業を行う(企)秋田福祉サービス、福島県早戸温泉で温泉浴場や宿泊施設を経営する早戸温泉つるの湯(企)、東京都内で農産加工品の製造販売を20年続ける(企)ワーカーズコレクティブ凡(ぼん)の4組合。

テクノシステムズ松坂理事長は、
「在職中に蓄えた知識や技術を中小企業のために役に立てたいと、中央会主催の研修会で知り合った企業OBら七人で設立した。個人の実力を再発揮し、社会貢献できる場として企業組合を選択した」と設立の経緯を説明。

「組合では、中小企業に対する職場環境改善や技能者の教育訓練、ISO認証取得指導に加え、医工連携や地域内連携など幅広い活動を行っている」と組合事業を説明した後、「今後も事業を通じ、“知恵袋”として地域経済の活性化に貢献していきたい」と抱負を述べた。

会場内に設けられた展示スペースには、各地の企業組合が扱う商品などが出展され、参加者に組合をアピールした。

関連リンク

企業組合テクノシステムズ