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編集室便り

「地域を元気にするのは、“若者”、“よそ者”、“ばか者”」。こう明快に言ってのけるのが、トピックスで取り上げた事務局代表者会議の講師、木村俊昭氏だ。同氏は、小樽市の職員時代に数々のイベントで小樽市を一躍、観光都市に押し上げた仕掛け人。その手腕を買われ、3年前、内閣官房に引き抜かれ、今年から農水省の企画官として全国を飛び回る“スーパー公務員”である。

「若者とは地域の次代の主役である子ども、よそ者はその地域外の人、そしてばか者とは、地域のためにがむしゃらになる情熱家」と木村氏は定義する。いずれも長くからそこに住む人にはない柔軟な発想と新たな視点で地域を見つめ ることができる人たちだ。

2年前の事務局代表者会議で紹介した徳島上勝町の「葉っぱビジネス」も“よそ者”の視点と徹底した地域へのこだわりをもつ“ばか者”の熱意から生まれたことを思い出した。(住川)