平田理江子さん

企業組合あい愛
（焼津市）

デイサービスをはじめとした介護福祉サービスを行う企業組合の現場責任者として3年。理事長を務める母親の断っての願いで、それまで勤めた焼津市内の食品関連の仕事から現職に就いた。「身近に母親を見てきて、介護の大変さは身にしみて感じていたけど、それだけに負けず嫌いの性格に火がついちゃって」。責任感の強さは県老人クラブ連合会の役員も務める理事長譲り。

生まれも育ちも港町“やーづ”。理事長との会話は、いつも威勢の良い“浜ことば”だ。「周りの人は、ケンカばっかしてると思ってるんじゃない？スタッフみんな身内みたいなつきあいで本音の話し合いができるのがうちの組合の強み。入所者には少しでも温かい雰囲気の中で、自分ち（家）にいるような気分になってもらいたいしさぁ」。

人の命を預かる重要な仕事、緊張の連続でストレスは相当なもの、「月に休みは3日位。たまには好きな編み物でもやりたいなぁ」、そう言いながらも、皆さんを見守る優しい瞳はやる気に満ちているのでした。