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ビジネスレポート

農商工連携推進人材育成塾がスタート

静岡県中央会

農商工連携の“核”となる人材目指し、幅広い職種から27人が参加した。

静岡県中央会では、農商工連携に積極的に取り組む人材の発掘や育成を進め、新しい連携のあり方を探ろうと“農商工連携推進人材育成塾”をスタートさせ、9月3日、開講式を静岡市のホテルシティオ静岡で開いた。

同塾は、全国中央会が公募した「農商工連携等人材育成事業」の一環として実施するもので、農林漁業者と中小商工業者の戦略的連携による新産業創出に向け、“核”となる人材を確保することが目的。

全国で52件が採択され、本県では、静岡県中央会のほか3件が対象となった。

人材育成塾には、農林漁業、商工業のほか、金融機関や支援機関、コンサルタント、ITなど幅広い職種から27人が参加。

講座は、農林漁業支援機関や大学などから多彩な講師を迎え、中小企業経営や商品開発、販路開拓、マーケティング戦略などの座学研修や実地研修が原則週1回、11月27日まで13回にわたり行われる。

規定の単位を受講した受講生には、全国中央会から修了証が交付されるとともに、希望者は、専門家として全国中央会Webサイトの人材リストに登録される。

受講者らは、
「座学だけではなく、実地研修もあるので、異分野の知識を吸収する絶好の機会。多くを学びたい」、「業種の垣根を越えたネットワークづくりや交流の場としても活用したい」などの意欲をみせている。

農商工連携推進人材育成塾カリキュラム
開催予定日 会場(予定) テーマ(予定) 時間
9/3(木) ホテル
シティオ静岡
【開講式】

農商工連携の意義と研修の狙い 1.5
農林水産業の動向と課題 1.5
中小企業(商工業)の動向と課題・施策 1.5
9/10(木) ホテル
シティオ静岡
農林水産物の流通形態 1.5
農林水産業関連施策の概要 1.5
静岡県の中小企業の経済状況、課題、方向性 1.5
9/17(木) ホテル
シティオ静岡
中小企業の経営について(1)〜経営戦略・管理〜 1.5
中小企業の経営について(2)〜財務管理〜 1.5
中小企業の経営について(3)〜取引・契約〜 1.5
9/24(木) B-nest 生産・在庫管理・ソリューション・仕入れ 1.5
販路開拓・プロモーション 1.5
農林水産物の持つ機能性(商品化付加価値) 1.5
商品開発において留意すべき知的財産権 1.5
10/8(木) B-nest ブランド戦略I 1.5
ブランド戦略II (ものづくり製造工程と関連技術)
1.5
食品衛生並びに食品表示 1.5
環境対策 (容器包装リサイクル・食品リサイクル) 1.5
10/15(木) B-nest 生活関連マーケティングと中小企業の実態 6
10/22(木)
浜松市 【実地研修I】水産業関連
3
10/29(木) B-nest テーマ別事業化可能性調査の具体策 6
11月 (未定) 【先進事例研究】県内農商工連携認定事例視察
6
11/12(木) 県産業経済会館 具体的マーケティング&営業戦略 6
11月 (未定) 【実地研修II】農林業関連 4.5
11/25(水)
千葉・ 幕張メッセ 【展示会等研修】 アグリビジネス創出フェア2009
4.5
11/27(金) 県産業経済会館 チーム別プレゼンテーション 6
【閉講式】