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ビジネスレポート

「新たなTATEGU文化の創出」テーマに 「全国建具フェア」開催

静岡県建具工業組合

主催者を代表して静岡県建具工組の谷口理事長があいさつ。

150点の「匠の技」を審査員が審査。

静岡県建具工業組合(谷口泰幸理事長)、全国建具組合連合会が主催する「第54回全国建具・静岡大会」が、6月19日から21日の3日間、静岡市の「グランシップ」で開かれた。

同大会は、全国の建具業者が一堂に会する業者大会、優れた建具技術を競い合う展示会を同時に開
催するもので、本県での開催は昭和45年以来、39年ぶり。

全国各地から約800人の業者が集った「全国業者大会」では、主催者を代表し、静岡県建具工組の谷口理事長(大会実行委員長)が「この大会を“もの造り”の素晴らしさを全国に発信する場とし、次代に向けての飛躍につなげたい」とあいさつした。

20日、21日の2日間、一般公開した「全国建具展示会」には、全国から襖や障子、テーブルなど約150点の力作が出品。静岡での開催ということもあり、富士山をデザインした作品も目立った。

1万4,000人を超える来場者は、職人の創意工夫が随所に光る優れたデザインや高い技術など、匠の技に魅了されていた。

最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞には、福島県のカナザワ建具店の「組子入間仕切り戸」が選ばれた。

組合では、
「多くの方のご協力やご支援のもと、盛会裏に全日程を終了することができた。この大会を契機に、技術者の育成をさらに進め、建具の良さを広くアピールしていきたい」と述べた。