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ビジネスレポート

レディース中央会と県が意見交換

県政さわやかタウンミーティング

3時間近くにわたり、活発な意見交換が行われた。

県民の声を今後の行政施策に反映させていこうと、県産業部商工業局、県レディース中央会会員ら19人が出席した県政さわやかタウンミーティングが9月10日、静岡市葵区で開催された。

商店街、商業施設、製茶業などレディース中央会の会員が組合や業界の実情を踏まえた行政への要望などを述べ、その後、意見交換が行われた。

レディース中央会会長で富士宮駅前(商振)の増田恭子氏は、名物イベント「十六市」開催の際の交通規制の緩和や県内の商店街が取り組む「市」の事例のとりまとめ、さらには子育てと仕事の両立のための施策などを要望。

伊東市のショッピングセンター「Duo」の運営母体である伊東商業(協)女性部「Duo華の会」の森下巳代子会長は、災害時の共同店舗の役割を踏まえた耐震補強への助成やソフトを中心とする支援の拡充を求めた。

川根茶業(協)の女性組織「サークル茶の葉」の澤本今子顧問らからは、生産者・商業者双方が活用できる施策を望む声が挙がった。

また、県との間に心理的、情報的な距離があり、行政の存在が遠いとの意見も出された。

こうした声に対し、県産業部の佐藤泰章商工業局長らは、県が取り組む重点施策を紹介するとともに他部署、関係機関への働きかけや行政との距離を埋めるため、直接、現地に赴いた情報提供などに積極的に取り組むことを明言した。