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編集室便り

東京・青山に今春開設した地域資源テストマーケティングショップ“Rin”を視察する機会を得た。

この“Rin”は、埋もれている優れた地域資源と市場をマッチングさせるため、中小機構が設置したもので、3階建て建物の1階「ショップ&ギャラリー」には、全国各地の地域性やデザイン性の高い雑貨やインテリア、家具など約1100アイテムが並ぶ。

産地ごとに商品を並べるのではなく、その商品が生活シーンの中でどう使われるのか、をイメージし、例えば駿河漆器の隣に、南部鉄器や有田焼が置かれるという具合だ。異なった産地の商品が統一感をもって溶け込む様に違和感は全くない。

出品申込みは、ネットでダウンロード可能なA4一枚の商品エントリーシートを提出。毎月開催される商品選定会議で新たな“地域資源”が選ばれる。

「商品には自信があるが、販路が…」、「東京で消費者の声を直接聞きたい」とお思いの組合も多いはず。申込がその“第一歩”になればと思う。(住川)