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ビジネスレポート

静岡県青年中央会が40周年記念式典を開催

静岡県青年中央会

記念式典ではキリンホールディングス(株) 加藤社長が講演(写真右上)。
「若者らしく力強く前進していく」と内田県青中会長(写真左上)。

県内の組合青年部に所属する若手経営者や後継者ら750人で組織する静岡県青年中央会(内田貴典会長)では、今年度、創立40周年を迎えたことを記念して、2月16日、静岡市のホテルセンチュリー静岡で記念式典を開催した。

式典には、会員やOB、各県青年中央会会長、関係機関などを含め200人が出席し、40周年を祝った。

主催者を代表して挨拶に立った内田会長は、

「関係機関やOBをはじめ、多くの方々の支えがあったからこそ、この日を迎えることができた。県内4つの地区青年中央会との連携をさらに強め、若者らしく力強く前進していきたい。今後も一層のご支援、ご協力をお願いしたい」と述べた。

続いて、40年の歩みを結成式の様子やイベントの模様など、懐かしい映像を交えて振り返り、これまでの歴史を築いた先人に、感謝の意を表した。

また、県青年中央会を構成する東部、清水、中部、西部の各地域青年中央会の活動状況が、各会長より報告された。

結びに、内田会長より、「未来へのことば」が述べられ式典を閉会した。

第二部では、40周年記念講演会を兼ねた平成19年度組合青年部を兼ねた平成19年度組合青年部静岡県大会を開催。

キリンホールディングス株式会社 加藤壹康代表取締役が「企業の成長のための変革と人材」のテーマで講演した。

加藤社長は、企業変革のポイントに、「時として過去の成功方法を否定しなければならないこともある」、「変革の方向性や最終ゴールを明確にし、『あるべき姿』を具体化する」、「社員の理解・意識改革をいかに実現させるか」を挙げ、同社の取組みを紹介。原点に立ち戻った「顧客本位」主義とそれを実現するための「品質本位」主義を掲げ変革を進めた経緯を説明した。

また、同社の人材登用について、「従来のモノカルチャー的な企業風土から、年齢や性別、国籍、出身などにかかわらず広く登用することで、組織に多様性をもたらした」とした上で「『顧客本位』を重視する当社では、お客様から寄せられる評価を社員にフィードバックし、独自の人材プログラムと連動させながら人材育成に努めている」とその取組みを紹介した。