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景況ウォッチ

20年2月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量にて前年同月を上回る結果となった。収益状況、業界の景況は大幅に悪化を更新。また、資金繰りも厳しい状況となっている。

前月の値との比較では、売上高、雇用人員でわずかに上昇したが、大半が悪化拡大。依然、原油・原材料価格高騰による収益悪化、建築確認の遅れ、米国サブプライムローンの影響など、厳しい景況感を示す要因として報告された。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品製造] 焼津市
今後、調味料等の値上げが実施されるため、製品値上げに踏み込まねばならない。
[鉄鋼・金属] 浜松市
大型オートバイ関連の受注が減少。また今後は、鉄系材料価格の値上げもあり、さらに厳しい状況が続く。
[建材卸売業] 静岡市
年度末の道路改修工事等への出荷が見られ、出荷は前年比微増。しかし、建築物件への出荷は依然として少ない。
[商店街] 伊東市
ガソリン価格の高騰、食品偽装問題等から、消費マインドはかなり冷え込んだ様子が感じられる。
[運輸] 富士市
貨物輸送量の低迷、軽油価格の高騰は続いているが、今後「燃料サーチャージ」導入への期待が高まる。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。