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トピックス

2007年ユニバーサル技能五輪国際大会
第39回技能五輪国際大会・第7回国際アビリンピック
8日間の全日程終え閉幕

第39回技能五輪国際大会

日本選手、16職種で金メダル

沼津市門池地区の沼津技術専門校や国産電機(株)、沼津工業高等専門学校グランドに設置した仮設施設などを舞台に、4日間20時間以上にわたり行われた技能五輪国際大会。46の国と地域から812人が出場し47の職種で技が競われた。

51人が出場した日本選手団は、16の金メダル含む24のメダル、8個の敢闘賞を獲得する活躍をみせた。

特に、7大会連続で金メダル獲得中のポリメカニクスは、連続金メダル受賞の期待がかかる中、重圧をはねのけ、見事金メダルを勝ち取り、8連覇の偉業を達成した。

日本選手の金メダル16個は前回ヘルシンキ大会の5個を大幅に上回り、1970年の東京大会の17個に次ぐ、史上2番目の“ゴールドラッシュ”となり「ものづくり大国」日本を世界にアピールした。

日本が金メダルを獲得した職種

ポリメカニクス・情報ネットワーク施工・CNC旋盤・CNCフライス盤・溶接・自動車板金・電子機器組立て・電工・洋菓子製造・造園・移動式ロボット・抜き型・機械組立て・構造物鉄工・木型・曲げ板金

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金メダル獲得含め県勢も健闘

競技に集中する本県選手たち。上から「広告美術」の岡田朋子さん(県広告美術業(協)[(有)アカツキ工房])、「レストランサービス」の山本文太さん(静岡ターミナルホテル(株))、 「金属屋根葺き」の久保拓也さん(静岡県板金(工)[久保板金])。岡田さんと山本さんは敢闘賞を受賞した。

本県関係者は9人が出場。静岡市出身の渡邉久美奈さん(小杉造園(株)・東京都)が「造園」職種で静岡県関係者としては、43年ぶりとなる金メダルを獲得した。

また、静岡県広告美術業協同組合岡田朋子さん((有)アカツキ工房・沼津市)が「広告美術」で、山本文太さん(静岡ターミナルホテル(株)・静岡市)が「レストランサービス」で、惜しくもメダルには届かなかったものの、一定の高得点を得た選手に贈られる敢闘賞に輝いた。

その他の本県関係の出場選手は次のとおり。

金属屋根葺き 久保拓也静岡県板金(工)[久保板金]・長泉町)・れんが積み 杉本敏寿(静岡県タイル煉瓦工事協会・浜松市)・冷凍技術 小長井悠平(日立アプライアンス(株)・静岡市)・ビューティーセラピー 岩辺さくら(アクトインターナショナルスクール・静岡市)・パン製造 中山博暁((株)ホテルコンコルド浜松・浜松市)・フラワー装飾 相馬祥乃(日本フラワーデザイン専門学校[東京都]・河津町出身)

(敬称略)

関連リンク

静岡県広告美術業協同組合


静岡の伝統工芸を世界に披露

競技エリアにオープンした技能展示館「Japan Skills Village ─日本の技─」。館内では、静岡漆器工業(協)新井理事長による駿河漆器の実演が披露された。

国際交流と親善を図ることも大会の大きな目的のひとつ。大会期間中は、競技に加え、門池公園に「おもてなし広場イベント」を設置し、お寿司の販売など飲食エリアのほか、日本文化の紹介や沼津市を中心とする県東部地域の産業PRコーナー、木箱・ミニ椅子の製作体験、畳製作の実演など開催地の特色を活かした多彩なイベントが実施された。

競技エリアには、日本が誇る様々なものづくりの技能・技術を、展示や実演を通し国内外からの来場者に紹介する技能展示館「Japan Skills Village―日本の技―」もオープン。駿河竹千筋細工や蒔絵など静岡の伝統工芸品が展示されるとともに、静岡漆器工業協同組合の新井吉雄理事長による駿河漆器の実演が来場者に披露された。