google

編集室便り

11月21日に8日間にわたる全日程を終えたユニバーサル技能五輪国際大会。

技能五輪、国際アビリンピックとも1日ずつではあるが、会場に足を運び、選手の健闘を間近でみる機会を得た。

日本選手の“メダルラッシュ”に沸く中、県勢も技能五輪で静岡市出身の渡邉さんが金メダルを獲得したのをはじめ、県広告美術業(協)の岡田さんらが敢闘賞を受賞。アビリンピックでは、県自転車軽自動車商業(協)の増田さんら5人が開催地にメダルをもたらした。

「機械組立」の増田さんは、元国鉄の機関士で77歳の大会最年長選手。重い心筋梗塞を克服し、世界を舞台にその技を披露した。4年後の次回大会もチャンスがあれば挑戦したい、と遠慮がちに語るその声に、さらなる向上と自らの技術に対する自信が込められているように感じた。向上心に障害の有無や年齢の高低は関係ない。(住川)