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3割弱の組合で高度化資金活用・検討したい
中小機構・全中が組合の経営課題など調査

組合運営の動向と課題

全体的な運営動向

現在の組合の運営動向について聞いたところ、「まあまあ順調」が28.5%で最も多く、次いで「良くも悪くもない」の25.6%となっている。

また、「順調である」との回答した組合と「まあまあ順調」と回答した組合を合わせると38.9%、これに「良くも悪くもない」との回答組合を加えると64.5%となり、半数をかなり超える組合は概ね順調な運営となっていることがみてとれる。

組織形態別に見た運営動向

また、組合運営の動向を組織の形態別にみると、団地組合では「順調である」と「まあまあ順調」との回答を合わせると53.9%となり、半数を超える組合が順調な運営となっている。また、下請・系列型組合も「順調」「まあまあ順調」を合わせると52.2%となり半数を超える組合が順調と回答。これに対し、共同店舗組合では「良くない」と「あまり良くない」と回答する組合が合わせて53.7%と、思わしくない組合の割合が半数を超えた。また、産地・地場産業組合でも「良くない」と「あまり良くない」と回答した組合の合計が40.9%で、順調に運営されている組合の割合を超えている。商店街組合も同様の傾向を示しており、組合の形態によって運営状況にかなりの開きがあることがみてとれる。

組合運営上の課題

組織運営において課題となっている事項について、上位の3項目を挙げてもらったところ、「組合員の意見の多様化」が30.4%で最も多く、次いで「賦課金アップ・増資の困難性」の27.4%、さらに「財政基盤の脆弱性」の23.5%となっている。第2位と第3位の内容から見受けられるように、全体的には組合財政に関する課題が多くなっている。こうした傾向は、業種別さらに組合の形態別に見ても同様な結果となっている。

組合運営上の課題