木の良さを知ろう「天竜美林」体験ツアーを開催

協同組合ホクエンフォレスト

組合員から手ほどきをうけ、丁寧に杉やヒノキの苗を植えた（上）。 昨年行われた伐採見学ツアー（下）。

浜松市天竜区で育林や素材生産、伐採などの林業関連サービス業に携わる8社で組織する協同組合ホクエンフォレスト（内山弘理事長）では、エンドユーザーにもっと木を知ってもらおうと、植林や下草刈りなどが体験できる「天竜美林体験ツアー」を企画した。

同ツアーは、組合員である（株）フジイチとの共催で行うもので、今年で3回目。ハウスメーカーや工務店などを通じ話題となり、回を重ねるごとに参加者は増えている。

4月5日に行われた植林体験ツアーには、親子連れなど30人が参加。参加者は組合員から手ほどきをうけながら、1本1本、丁寧に杉やヒノキの苗を植えた。

参加者からは、「自分の植えた苗の50年後、100年後の姿を想像するのが楽しい」、「丁寧に分かりやすく植え方を教えてもらった」などの声が上がっていた。

7月5日には下草刈りの体験、12月には、数十年間大切に育てられてきた杉やヒノキの伐採シーンの見学が2回にわたり予定されている。

内山理事長は、「天竜地域の林業が厳しい状況にある中、木についてもっと知ってもらい、需要の喚起につなげようと企画した。家を建てるには木が必ず必要となる。その木がどこに植えられ、切り出され、どのような工程を経て材木になるのか、などがこのツアーで体験できる。多くの方に参加頂き、全国屈指の木材産地天竜の木に触れて頂きたい」と語った。

連絡先 （株）フジイチ
TEL 053-926-1232

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