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景況ウォッチ

20年4月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、前年同月を上回る結果となったのは、在庫数量のみ。引き続き、収益状況、業界の景況にて厳しい悪化傾向が見られる。

前月の値との比較では、売上高など5項目が上昇。原油価格高騰による収益悪化が著しいなか、ガソリン税暫定税率の期限切れとなった月であったが、回復は期待されず、依然として景況感に明るい兆しが見られない。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品(製茶)] 静岡市
気象条件に恵まれ、今年は良質な製品が出来た。消費地の先行き不透明感から取引は軟調だが、前年以上の売上増加を期待したい。
[鉄鋼・金属] 湖西市
原材料とともに、オイル、工具といった関連資材が値上がりしているため、販売価格との釣り合いを取りたい。そのほか、半導体関連の設備投資が低下している。
[小売業(石油)] 静岡市
3月末の暫定税率の期限切れから販売価格は低下したが、仕入価格は上昇傾向。
[運輸] 静岡市
軽油価格における暫定税率分が失効したが、それでも昨年の価格より1リットルあたり7円前後高く、経営環境は依然厳しい。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。