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編集室便り

総会シーズンたけなわの5月末、昨年度設立30周年を迎えたある専門工事業組合の総会に出席する機会を得た。

組合員は15人。しかし、会場にはそれを上回る参加者の姿が。それも女性が目立つ。

聞けば、組合では設立以来30年にわたり、組合旅行や忘・新年会などの親睦事業から総会に至るまで、夫人同伴の参加を奨励しているという。

家族従業員として夫とともに現場に立ち、組合の活動は、生活の一部というご夫人も多いらしい。

いうまでもなく、総会への出席はオブザーバーの扱い。だが、熱心に総会資料に目を通し、議事に聞き入るその姿に、「夫だけの組合」ではなく、「私の組合」でもあるという感覚を覚えた。

総会終了後の懇親会。そこには組合員だけの会合とはまた違う自然な雰囲気が醸し出されていた。(住川)