特 集 
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 編集室便り



特 集

総会準備から終了後の事務手続きまでチェック
段取り上手で
組合総会を迎える!




 昨年四月〜五月、本会指導員は三一一に及ぶ組合の総会に出席した。
 決算終了後、二ヶ月以内に総会を開催するのがルールなので組合事務局は今後、多忙な時期を迎える。さて、その総会、ヨソはどんな内容で開いているのか、気になるところでもある。
 そこで前半は、中央会指導員が出席したデータをもとに総会の実態を紹介。後半は総会実務のポイントを説明する。

 第1部 
 中央会指導員の総会メモ 
 グラフで見る昨年の傾向 

当総会成立の報告を

 総会の議事は、通常、組合員総数の半数以上が出席し、その議決権の過半数で決まると定款で記されている。
 議長は審議に入る前にこれを確認し議場に報告する必要がある。出席者には書面または代理任による議決権を行使する組合員も含むので確認が必要だ。
 昨年は(図1)の通り、総会成立の報告忘れの指摘を受けた組合が若干見られた。
総会では利害が交錯するケースも多く、後日、決議無効などの問題が出ないためにも充分に注意してほしい。

半数近くで組合員が減少

 組合員の増減関係では、およそ四五%が「減少」し、変化なしが僅差で続いている。逆に、「増加」は一○%にも満たず、多くの組合で賦課金の減少や安定した事業運営に苦慮する様子がうかがわれる。(図2)



中小企業静岡(2005年3月号No.616)