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黄金の里で、新銘菓「黄金の花」が誕生

(企)黄金の里 

▲開発された「黄金の花」
(一個一二〇円。六個入り七五〇円)。


 平成三年、地元住民により設立した「黄金の里」は、梅ヶ島温泉等への観光客に対して、地元産品の販売を行う企業組合。
 同組合では、このたび新銘菓「黄金の花」を開発。三月二三日に梅ヶ島地区で行われた梅まつりでそのPRを行った。
 「黄金の花」は、組合婦人部が中心になり、二年がかりで開発。地元の主婦が、静岡市の菓子コンクールで入賞した“砂金袋”のノウハウを創作者の好意で活用。県中部農林事務所や県の地域起こしマイスターなどが協力した。
 組合名の“黄金”は、この地で武田信玄が金山を開いたことから名付けられたが、今回開発した菓子もこれをイメージ。キンモクセイで金色を出し、道明寺粉で土の感じを演出。寒天でまとめたことで、すがすがしい水菓子風に仕上げられている。
 大半が手づくりのため、当面は土、日のみの限定販売となる。
 組合では、マイスターに依頼し、この新銘菓にあった物語も創作。黄金の里の名物のひとつになるよう力を注いでいる。
▲組合の販売施設で「黄金の花」を買い求めることができる。
 静岡市梅ヶ島五三四二―二
tel〇五四―二六九―二二一一
▲3月23日に行われた梅まつりで、「黄金の花」を披露。来場者の関心を集めた。

中小企業静岡(1997年 5月号 No.522)