ゆがんでも開閉できる
”防災ドア”を開発(東京)
四七八の東京都内で建具製造・施工を行う事業所で組織する東京建具協同組合は、防災型のドアを開発した。
この”防災ドア”は、ドアとドアが接する枠の双方にまるみをもたせ、枠がゆがんでもドアが固定されない構造になっていて、震災などでドア枠が多少ゆがんでも開閉できるよう工夫されている。
阪神大震災以降、防災の関心が高まっているのに対応したもので、大半の組合員企業で受注生産する。
製作に手間がかかるため、通常のドアに比べ、約二〇%割高にはなるが、いざという時に大きな効果が期待できる。また、木の材質やドアの大きさは、注文に応じるなど、発注者の希望に沿った製品を提供していく考えだ。
同組合では、今後も防災ドアを中心に特徴ある製品を開発し、販路拡大につなげたい、としている。
軽量作業工具
「アルツール」を販売!(新潟)
新潟県作業工具協同組合は、アルミニウムを素材としたラチェットレンチなどの軽量作業工具シリーズ「アルツール」の販売に力を入れている。
「アルツール」はドライバーやニッパー、ラジオペンチなど十一品目で構成。鉄を主体にした従来製品に比べて価格は二〜三倍と高価なものの、重量は六〇%程度と軽いうえ、さびにくい。
これまでは各種展示会などに出品してきたが、作業従事者の負担軽減につながると好評なことから本格展開することを決めた。
同組合は、約二万通のダイレクトメールを作成し、全国の配管業者や電気工事業者などに送付。「アルツール」の特徴などをPRして、受注拡大を目指している。 |