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景況ウォッチ

10月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量と設備操業度が前年同月を上回る結果となった。

前月の値との比較では、販売価格を除く8項目にて悪化幅が縮小している。

やや原油価格に値下げ傾向が見られるが、資材価格の高騰、人手不足などが課題となっている。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品] 浜松市
売上は前年同月を上回るが、収益・資金繰りが厳しい。材料の仕入原価、燃料費の高騰が響く。11月以降、商品構成に手を加えるなど、引き続き努力していく。
[一般機械] 富士市
原油価格上昇による材料費高騰から、企業は利益が薄くなっている。製品の販売価格に転嫁できないのが実状。
[商店街] 静岡市
市中心商店街にて「静岡おでん祭り」を開催。その他、各種イベントを実施し街の活性化につながった。年末に向け、さらにイベントを開催し、誘客につとめる。
[建設] 藤枝市
公共工事件数が減少している反面、事故発生件数も増加。従業員の高齢化、適正価格の受注を考慮し、現場の安全管理を心がけねばならない。
[運輸] 静岡市
軽油価格は値下げとなったが、この3年で1L約30円の上昇。荷主は運賃値上げに応じてくれず、厳しい収益状況が続く。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。