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事務局 多士済々

共同店舗や商店街組合
事務局30年のベテラン

富士本町商店街振興組合
事務局 中澤久子さん

よくしゃべり、よく笑う。歯に衣着せぬ物言いが、彼女の真骨頂である。時に耳障りに聞こえるセリフも、組合員にたいする彼女流のエールであったりする。

昨年11月に行われた表彰式典では、組合優良職員として晴れの中央会会長表彰を受賞した。

もと地元商工会議所の経営指導員。小売業者で組織する共同店舗「富士見台ショッピングセンター」の設立に携わり、店舗オープン後は同組合へ出向、事務局責任者として長く運営を支えてきた。

転機が訪れたのは平成4年1月。同商店街組合の職員募集が出された時、商工会議所の推薦もあり真っ先に白羽の矢が立った。「共同店舗で15年。仕事は楽しくやりがいもあったが、それ以上に新鮮さを求める部分が強かった」。

同組合の主要事業は、簡易水道事業と駐車場事業。かつては金融事業も実施していた。

「事務処理に加えて、ちょっとしたところで組合運営のお役に立ちたいというのが正直な気持ち。過去、金融事業の改善とか、執行部に提案して実現できたのはよかった」。

思い出といえば、5年前に中央会補助事業として実施した商店街イベントだ。組合老人会による手づくりのキンピラゴボウやチラシ寿司、しるこなどを模擬店で販売。商店街の活気や老人会との触れ合いで元気をもらった、と振り返る。

職員協会東部支部では、唯一の女性役員。「組合職員という同じ立場で本音が言いやすい。みなさん優しい人ばかりで、人の温かみを実感します」。

趣味は、10年前に始めたガーデニング。また、愛鳥家としても有名だ。自宅では庭に舞い降りる野鳥に餌をやるほか、組合事務所周辺に飛来するメジロのために、冬場は欠かさずミカンを与えるなど、野鳥との共生を楽しんでいる。

「一日中、鳥を観察していても飽きることはありません」。