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景況ウォッチ

20年6月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量のみ前年同月を上回る 結果。収益状況を中心に厳しい状況となった。業界 の景況は平15年4月以降、最悪の値となった。

前月の値との比較では、業界の景況など7項目に て悪化拡大。原油、資材価の高騰が製造業、非製 造業問わず、幅広い業種につき収益等への悪影響を 及ぼしている。

業界の声

対象17業種より抜粋

[印刷] 静岡市
原材料価格の高騰(紙は前年同時期比30%アップ)を販売価格に転嫁できない状況。業界の景気悪化を、全ての組合員が感じている。
[一般機器] 富士市
組合員の使用電力の減少から、設備操業度も低下気味。関連資材が高騰しているが、安価なものへのシフトは製品の品質低下を招くため、高くても購入せざるを得ないという状況。
[建設] 藤枝市
建築資材の価格高騰に対し、国交省が単品スライド条項を適用した。今後の工事価格への波及効果を期待する。
[運輸] 富士市
燃料価格が140〜160円ともなれば、車輌を動かさないほうがよいのでは、という意見さえ出ている。燃料サーチャージ制導入もあまり期待できない。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。