静岡県中小企業団体中央会Shizuoka Prefectural Federation of Small Business Associations. |
昭和43年10月1日 |
CHUOKAI MONTHLY 2007 March No.640 ユーカリ材活かした試作品を開発エコウッド景観協同組合ユーカリ材を使用した木質系景観用品の研究開発を行なう同組合は、このたび都市公園などに設置する景観配慮型の親水デッキ・施設ユニットを開発した。 今年度、同組合が実施する活路開拓調査実現化事業の一環として行われたもので、「アクアシステムウッドの開発による新市場開拓〜景観配慮の親水性土木資材・水路等の開発〜」をテーマに市場調査や試作品の開発を進めてきた。 これまで公園の木製大型遊具やモニュメントなどで培ったユーカリ材の施工・材料加工技術を応用することで、新分野進出や提案型企業へと組合員の業容拡大を図ろうというものだ。 開発した親水デッキは、ユーカリ材のもつ強い耐水性・耐久性に着目したもので、従来のコンクリートや金属など無機質系素材に代わる景観施設としてPRしていく考えである。 親水デッキはユニット型にした点が大きな特徴で、面のサイズを均一化し、パレットの種類を複数に組み合わせることで多様な形状への対応を可能とした。また、パレットの基本規格を決めることで、パレットの製造時間短縮やコスト低減を実現したほか、据付工事における作業時間の短縮を可能とした。 同組合の倉田昭理事長は、「今後、開発商品を本格的に市場投入するために、ユーカリ材の特性や親水デッキとしての有効性などについて積極的なPRを展開し、行政など関係者に一層の理解を求めていきたい」と語った。 関連リンク:エコウッド景観協同組合
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