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景況ウォッチ

1月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量と設備操業度が前年同月を上回る結果となった。
前月の値との比較では、販売価格と業界の景況の2項目にて悪化幅が縮小している。
全般的な傾向として、これまで好調に推移してきた売上高にてやや悪化傾向が強まった。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品]沼津市
加工品向けの原料魚の輸入が好調に推移。ただし、沼津港の鮮魚水揚げが低調であり、不安材料となっている。
[印刷]静岡市
県外業者が県内に進出し、激しい価格引下げ攻勢を展開している。小規模事業所では売上の低迷、後継者難などから廃業を検討するところもある。
[一般機械]浜松市
設備投資関係の受注が増加し、組合員企業は操業度が上昇しているが、収益性の改善には至らない。生産量増に伴い、売上の増加、収益向上を期待している。
[サービス業(不動産)]沼津市
例年1月は、年初であまり売買の動きのない時期だが、本年は成約の報告が多く聞かれ明るい年になると期待している。
[建設]静岡市
受注量は増加してきたが、労働者の確保に苦労している。単価もやや上昇しつつあるが、満足いく状態には至っていない。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。