県北遠地域で伐採される「天竜材」は、関係者の高い評価に比べ一般の知名度は高くない。

こうした中、製材業者を中心に活動する「T.S.（天竜杉）DRY」グループは、天竜杉のブランド化を図るために新月伐採（新月に伐採した木は虫食い、腐敗、曲がりなどが少なく良質、長持ちといわれる）を提唱。「T.S.ドライ」という商品名をつけ、 1. 天竜川流域以外の木は使わない 2. 樹齢50年以上の木材のみ使用 3. 水分をとばす「葉枯らし」を3ヶ月以上行なうなどを基本とし、ブランド材として普及を図ってきた。

今回、国産材の加工施設・機械設備を譲り受ける機会を得て、組合設立に踏み切り、素材生産から加工販売まで一貫した流通システムによる木材販売体制の確立をめざすこととなった。

共同事業は製材加工、乾燥加工、製品加工、プレカット加工を実施。組合員が必要とする住宅構造材や建築用部材を供給する計画だ。

天竜T.S.ドライシステム協同組合
浜松市 組合員7人
理事長 森秋男

私たち藤枝建築事業協同組合は、市内の大工・工務店で構成する職人集団です。昨年、地元の皆様の信頼をいただくために立ち上げた組合ブランド住宅「ふじえだ四季の匠」は、この1月に念願の商標登録も実現いたしました。

健康で快適な本物の木の家に住んで頂くために国産材70％以上使用、公庫基準を上回る偏心率0.2％以下の地震に強い高バランスの家、2年間で5回のアウターメンテナンス―の3点を頑なに守り実施する。全てをお客様第一に考えた住いづくりの提案です。

新築・増改築をお考えの皆様。ご近所の大工・工務店の親方に声をかけてみてください。きっと、本気になってあなたの趣味を生かした間取り、職人の立場から構造に関するアドバイスが聞けることと思います。当組合員は、皆様の夢実現に向けた、また、家族の絆をさらに深めるための楽しい家づくりをご提案しています。

藤枝建築事業協同組合
理事・事務局長 戸塚敏雄