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▲会場には組合や政界、行政関係者ら250人が出席した。


トップセミナー・
新春賀詞交換会を開催

中小企業
活性化に向け
結束誓う

 一月十八日、組合トップセミナー・新春賀詞交換会が静岡市で開催された。
 セミナーでは、立教大学の山口義行教授が「地域から、現場から始まる企業再生!」をテーマに、時代を味方にできる経営者の条件を説いた。その後の新春賀詞交換会では、新年への誓いを新たにした。
 
▲石川嘉延県知事らと鏡開きをする井上会長。
▲賀詞交換では熱心に情報交換が行われた。



正しい時代認識と的確な対応を

 中央会は一月十八日、静岡市のホテルセンチュリー静岡で、組合トップセミナー・新春賀詞交換会を開催した。組合代表者や政界、行政関係者ら二五○人が出席。
 セミナーでは、立教大学経済学部の山口義行教授が、「地域から、現場から始まる企業再生!〜経営者は今何をすべきか『選別』と『成熟』の時代を生き抜くために〜」と題して講演した。
 山口教授は、中小企業を取り巻く金融環境について、「今の政策では、貸し出しを減らすほど銀行の利益が上がる構造になっているので、貸し渋りや貸し剥がしが起こって当然」とのべた。
 また、「不良債権処理を進めれば進めるほど銀行の融資の蛇口が閉まってしまう構造。国民は、コトの本質に対する誤った認識をしているのが問題」と苦言を呈した。
 その上で山口教授は、時代を味方にできる経営者になるためには、「自己表現力」「自己革新力」を身につけることが要求されるとアドバイスをおくった。
 その後行われた新春賀詞交換会では、井上会長が、
「一日も早い景気回復に向け、中小企業は結束を強めいっそうの努力をしていこう」とあいさつした。
 また当日は、地域活性化に向けた静岡空港の開港促進について決議された。




中小企業静岡(2005年2月号No.615)