google

編集室便り

長野県上田市を起点に浜松市に至る総延長250kmの国道152号線。かつて遠州灘や三河湾の海の幸を信州へ、信州の山の幸を太平洋側へと運ぶ“塩の道”として、多くのヒトやモノが往来した古の物流ルートだ。

その152号線を先月、車で“縦断”した。

すれ違い困難な箇所が延々と数10キロにわたり山岳地帯を縫う。静岡、長野県境の青崩峠など2ヵ所は、道路狭小や崩落などから通行が不能で、地図上は道路が途切れて、ない(!)。

今月号のクローズアップインタビューでお話を伺った(企)ウエルネスプランニングの三宅理事長は、この152号線が貫く三遠南信(東三河、遠州、南信州)地域の交流や連携を草の根で支えNPOの理事も務める。

「知れば知るほど惹かれるのがこの地域」と三宅理事長。早く通り抜けたい、と一気に駆け下りたことを後悔した。 (住川)