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景況ウォッチ

(21年4月の情報連絡員月次景況調査より)

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量のみ前年同月を上回る傾向。引き続き、売上高、収益状況、業界の景況にて厳しい悪化傾向が見られる。

前月の値との比較では、売上高など6項目が上昇。製造業を中心とした売上(受注)減は、回復が
見られず収益悪化が続く。非製造業では、定額給付金により一部で売上増も見られたが、全般としては厳しい状況が続き、先行き不透明感が強い。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品] 沼津市
デフレ懸念から収益状況の悪化を招きかねないと不安。
[木材・木製品] 静岡市
荷動き低迷で商況は全く低調。好転の兆しが見られない。
[紙・紙加工品] 富士市
花粉シーズンであったが、前年より出荷量はやや減少の様子。
[一般機器] 浜松市
過去の受注残の消化し、新規案件も期待が薄く厳しい状況。
週3日稼働の組合員も出始めている。
[建設] 静岡市
新年度における公共工事の早期発注を期待するが、現段階は不透明である。
[運輸] 島田市
4月より軽油が再値上がり。輸送量減少に加え運賃ダンピングによる競争が見られ、安全への配慮が危ぶまれる。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。