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事務局 多士済々

行政業務の一翼を担う自負と責任をもって

焼津資源開発事業協同組合
法月甫三郎 事務長

焼津商工会議所を平成13年3月に定年退職。しばらく充電した後、同16年秋、事務長に就いた。

市内の資源回収業者8人で組織する協組は、昭和50年設立と長い歴史を刻む。だが、時を重ねるにつれ、共同事業である製鉄原料の共同加工や共同販売が低迷。組合は岐路に差し掛かった。

「そんなとき、理事長から、焼津市より家庭ごみの収集運搬業務を受託し、作業員も採用するのでその手伝いを、と誘われたんです」。

会議所の総務課長時代、市内の異業種40数社で組織する焼津ハイテク研究会の事務局を預かった。

「焼津を代表する企業がほとんど加入しており、現組合の櫻井理事長もそのメンバーでした」。

会議所時代に培った豊富な実務知識をフルに活かし、社会保険の手続きや就業規則はじめ諸規則の整備などに着手。さらに万全な受注体制を築くためには、組合員の経営体質の強化が欠かせないと、組合員の法人化をサポートした。

「理事長以外の組合員は個人企業で、はじめて従業員を採用する事業所ばかり。そこで専門家を交え法人化に取り組みました」。

組合員と社会保険事務所や税務署に出向くなど、全組合員の法人化を成し遂げた。

今年3月、車庫や作業員の休憩室などを完備した組合事務所を新設。4月から新たに包装容器プラスチック収集も受託するなど、組合事業は軌道に乗った。

「業務には市のマークをつけた収集車を使う。だから、常に行政の一翼を担っているという自負と責任をもって業務にあたるよう心がけています。その積み重ねがさらなる信用につながるのです」。

35年ほど前から、“金魚の女王”と呼ばれる“土佐錦”を飼育。その数は常時100匹にのぼる。

「尾ひれの反った今まで見たことのない美しい金魚で一目ぼれ。近所の池沼にエサのミジンコを採りに行くのも楽しみのひとつ」魅力を語る。