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特集

平成21年度 中央会通常総会
連携で実現!中小企業イノベーション

平成21年度の中央会通常総会が6月10日、静岡市葵区のホテルセンチュリー静岡で開催された。総会には花森憲一副知事、浜井卓男県議会議長ら来賓、組合関係者合わせ230人が出席。

コーディネート機能の強化を通じ、ものづくり中小企業支援や地域資源活用、農商工連携など、多様な事業を盛り込んだ事業計画のほか、全六議案が承認され、本年度事業が本格的に始動した。

県内各地から230人が参集した。

「組合の力」、「連携の力」で難局を乗り切る

浜井県議会議長 花森副知事 佐野会長

あいさつに立った佐野会長は、
「厳しい状況にある今こそ、経営者はリーダーシップを発揮し、経営の革新を進めることが必要だ。さらに『組合の力』、『連携の力』をプラスすることで、相乗効果が生まれる。組合の存在意義を高め、新たな方向性を探る絶好の機会が今だ。中央会も、今まで以上に会員組合の立場に立ったきめ細かい指導を心がけ、さらなる事業内容の充実、高度化をはかっていく。ともに手を携え、この難局を乗り越えていこう」と決意を語った。

来賓の花森憲一副知事は、
「景気の大幅な悪化を受け、県では中小企業支援の拡充など、独自の経済危機対策をまとめ、具体的に取り組んでいく考えだ。中央会も中小企業の自立強化を進める専門機関として、経営革新や農商工連携などの支援をさらに進めて頂きたい」と期待を寄せた。

ついで浜井卓男県議会議長は、
「世界同時大不況の中、県議会も過去最大規模の補正予算を組んだ。中小企業向けでは、雇用対策や貸付制度枠の拡充など、実効性ある施策を、県当局と一体となりスピード感をもって取り組んでいきたい。議会もできる限りの支援をしていく」とあいさつした。

コーディネート機能の更なる強化で積極的に事業を展開

議長に(協)浜松卸商センターの山内理事長、 副議長に(協)小糸製作所協力会の水野理事長が選ばれた。

平成21年度 中央会通常総会 議案

第1号議案 平成20年度事業報告 承認の件

第2号議案 平成20年度決算諸表 承認の件

第3号議案 平成21年度事業計画 決定の件

第4号議案 平成21年度収支予算及び会費賦課徴収方法 決定の件

第5号議案 新規加入会員入会金 決定の件

第6号議案 取引金融機関 決定の件

議長に、本会副会長で協同組合浜松卸商センターの山内致雄理事長、副議長に協同組合小糸製作所協力会の水野一保理事長(本会理事)が選任され、議案の審議に入った。

第1号、第2号議案では、昨年度実施した各種事業と7億7000万円に及ぶ決算関係書類が詳細に報告され、承認を受けた。

続く第3号、第4号議案では、21年度の事業計画・収支予算について審議。

新年度は、ものづくり中小企業支援や地域資源活用、農商工連携など多様な事業への取組みをはじめ、組合設立や任意グループなどの組織化にも重点的に取り組むことなどを決めた。

また、「地域中小企業支援センター」及び「地域力連携拠点」に本会が引き続き指定されたことを受け、経営革新計画の承認支援や事業承継、事業再生など、個々の中小企業への支援にも積極的に取り組んでいくこととした。

第5号、第6議案は、原案どおり全会一致で承認された。

案審議終了後、佐野会長の会長就任に伴い1名欠員となっていた東部地区の副会長に、三島工業団地協同組合の諏訪部敏之理事長が、総会に先立ち開催された理事会で選任された旨が報告された。

諏訪部新副会長は、「取り巻く経済環境は大変厳しいが、副会長という立場で会員の役に立つ中央会となるよう尽力していきたい」と抱負をのべた。

抱負を述べる諏訪部新副会長