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編集室便り

“魔女の一撃”。わが国では急性腰痛症、いわゆる“ぎっくり腰”で知られる激痛をヨーロッパではこう称するらしい。

私事で恐縮だが、先月中旬、“魔女に一撃”を見舞われた。なるほど言い得て妙だ、と思うのは喉元を過ぎた今だから。“一撃”から半時間も経つと立っていることはもちろん、呼吸をするにも苦痛を伴う。

「このまま、永遠に直立できないのでは」(大げさにも)という思いが頭をよぎりつつ、臥すこと1週間。ようやく苦悶から解放された。

普段から姿勢の悪さを自覚し、背筋を伸ばすよう心がけてはいるものの、パソコンに向かう体勢は知らず知らずの間に猫背に。

この4月で本誌の編集に携り3年目を迎えた。姿勢を正し、背筋を伸ばし、“魔女”に付け入る隙を与えることなく、新たな年度に臨みたい。
(住川)