「富士山」「静岡茶」「駿河漆器」など175件
静岡県の「地域資源」が認定受ける
静岡県の地域産業資源活用への支援に当たっての基本的な考え方
(1)地域産業資源に係る情報の蓄積と共有化
静岡県では、地域産業資源を活用した新たな新商品・新サービスの開発等を行う中小企業者の取組みに対して、国や市町、産業支援機関をはじめ大学、金融機関など関係機関と協力体制をとりながら、様々な側面から強力に支援していく。
特に、本県では一次産業から三次産業まで一貫した産業振興策に取組むべく創設した産業部の強みを活かし、農林水産業、商工業、観光などが相互に横断的な連携をとりながら、事業化への支援を推進する。
(2)地域産業資源の認知度向上
地域産業資源やそれを活用した商品・役務に関する認知度を向上させるため、県や市町の広報だけでなく県内外のマスコミ、メディアをはじめ、地域産業資源活用商品を扱う通信販売業者などへの情報提供を積極的に実施し、全国に向けて地域資源と活用商品等の普及向上に努める。
また、商品や役務開発のための支援だけでなく、それらを受け取る消費者等に認められるような商品や役務が提供できるようマーケティングに対する支援を推進する。
(3)関係機関等との連携と場づくり
中小企業の新たな需要の開拓を支援するため、県内企業の有する優れた技術やサービスを県内外に幅広くPRするほか、産学官交流の場や県内外の企業とのビジネスマッチングの機会の提供など、企業がビジネス機会の拡大を図る上での環境を整備するとともに、その活用を積極的に呼び掛ける。
(4)地域産業資源の開発
県内の地域産業資源の有する真の価値を見直し、新たな事業展開への可能性を検討するとともに、これまで経営資源として認識されていなかったものを含め地域産業資源として開発を進める。
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地域産業資源活用事業を促進することにより、地域経済の活性化を推進する県の方策
国や地域の関係機関等と連携し、国の支援事務局に配置される外部専門家等の資源を有効活用し、企画、開発、生産、流通の各段階に応じたきめ細かな支援を実施する。
(1)個別地域産業資源に関する施策
(1)静岡県地域活性化基金事業
中小企業の研究開発やマーケティングを支援するため、90億円の基金を造成。その運用益を中小企業に助成し、新事業や新産業の創出による地域活性化を図る。
(2)しずおか食料産業クラスター形成支援事業
農林水産業と食品産業の連携を促進し、地域や産業の活性化を図るためのクラスター形成に向けた協議会の活動を支援。
(3)静岡トライアングルリサーチクラスター形成事業
・県東部地域の富士山麓先端健康産業集積(ファルマバレー)、中部地域の食品・医薬品・化成品産業集積(フーズ・サイエンスヒルズ)、西部地域の光・電子技術関連産業集積(フォトンバレー)の各プロジェクトの推進を図り、関連技術産業の集積を促進する。
(4)県産品情報発信事業
特産品普及啓発、新規需要開拓を図るため、ホームページや県産品紹介イベント等による情報提供を行う。
(5)特産品マーケティング強化支援事業
特産品の情報収集、団体指導を行うとともに、大都市圏への販路拡大を支援。
(6)地域・工芸品産業マーケティング強化支援事業
地域産業及び伝統工芸品産業のマーケティングの推進を図るため、組合等が行う新商品開発や需要開拓事業等に対し支援。
(7)旅館・ホテル等宿泊産業振興事業
外国人観光客や高齢者の対応など、サービス・ホスピタリティの向上や経営意識の啓発を図るための事業を実施。