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景況ウォッチ

8月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち前年同月を上回る結果は、在庫数量と設備操業度の2項目。一方で、他の項目と比較し、収益状況の悪化が目立つ。

前月の値との比較では、収益状況と設備操業度を除く7項目で悪化幅が縮小している。

各業種とも依然、原油や資材価格の高騰が経営状況に悪影響を及ぼしている。

業界の声

対象17業種より抜粋

[木材・木製品] 静岡市
原油高騰の折、包装資材や塗料、鏡、金属部品の価格上昇が想定され、将来に対する不安感を持つ企業が多い。
[一般機械] 浜松市
堅調な自動車生産に伴い、設備投資の受注が増加し収益も緩やかに改善。しかし、原油価格の高止まりなどの不安定要素から、今後の動向に注意を払っている。
[輸送用機器] 磐田市
原材料価格の高騰、不安定な仕入れ時期など、相変わらず厳しい状況が続いている。
[商店街] 静岡市
市中心商店街にて「夜店市」を実施。各種イベントなどで盛り上がり、街に活気が感じられた。
[建 設] 富士宮市
公共工事件数の減少、入札制度の改正、業界内での競争激化により、受注は赤字覚悟の厳しい状況。今後の受注確保も厳しい。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。