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ビジネスレポート

進路指導教員らが団地企業訪問

磐田さぎさか工業団地(協)
豊田富里工業団地(協)

「中小企業の良さを生徒達に伝えて欲しい」と挨拶した磐田さぎさか工業団地(協)の芝原理事長。

中小企業で働く現場をよりよく知ってもらおうと、8月10日、磐田さぎさか工業団地(協)と豊田富里工業団地(協)は、高校や中学の進路指導担当教員らの企業訪問を受け入れた。

磐田西、袋井商業高校など県西部地区の8高校、8中学のほかハローワークや磐田市など合わせて28人が参加。工場や事務所、倉庫など企業の現場に足を踏み入れ、経営者や従業員の生の声に真剣に耳を傾けた。

企業訪問は、生徒の適切な職業選択に向け、教員らの職業指導の質向上を目的に磐田地区雇用対策協議会とハローワーク磐田の主催で行われた。

磐田さぎさか工業団地では、芝原利一理事長が、「企業訪問で感じた中小企業のよさを生徒たちに伝えてください」と挨拶。DVDによる団地紹介を行った後、2班に分かれて丸真電子やエージーエス、光彩、遠州熱研など同団地内の4企業を訪問した。

景気回復を背景に中小企業の若年者雇用は厳しさが増す一方だ。そうした中、新卒者を確保するには、まずは学校側に中小企業の現場を理解してもらおうと組合側も積極的に受入を決めた。

参加者の1人は
「会社の個性や活気を感じ、得るものは大きかった。生徒たちもインターシップなどの経験を積むことが必要では」と話した。