特 集 
 多士済済 
 視 点 
 編集室便り 




特 集


組合の総会を極める
〜県内の総会事情と決算重要事項の徹底解説〜


 昨年4月・5月の総会シーズン、中央会指導員は合わせて286組合の総会に出席した。
その指導員より報告された総会メモから、数々の興味深い結果が集計されている。
前半はメモの集計結果からみた組合の総会事情を紹介し、後半は決算期を迎えて組合が押さえておきたい三つの重要事項について解説する。


 第1部 

グラフで見る昨年の総会事情
六割がホテル、二割が組合で開催

会場決めるにも気くばりを

 四月、五月は総会シーズンである。通常総会は年一回、組合員全員による事業審議の場であると同時に、神聖なセレモニーの場でもある。
 そこで日程が決まれば、次は会場をどこにするかということになる。昨年の本会の調査では二二%が組合事務所で開いており、七八%が組合以外の場所で総会を開催している。その内訳として一番多いのは民間のホテルや飲食施設で、およそ六二%が利用。他に公民館など公共施設の活用は十三%で、取引先の金融機関や地元商工会等の利用も数%あった。(表1)
 なかには「総会の会場なんてどこだって同じ」という意見もあろうが、できるだけ良い雰囲気で年一度の晴れの舞台設営をされたらいかがだろうか。また、会場を毎年固定する必要もない。昨年は一泊の温泉場だったから、今年は近くの施設で質素にという考え方もある。いずれにせよ、組合員からみて執行部の“工夫のあと”が見える会場選びが好ましい。




中小企業静岡(2006年3月号No.628)