常用労働者の年齢別構成
六〇歳以上の割合は初の二桁へ
「二五〜三四歳」の常用労働者が二三・六%と最も多く、続いて「四五〜五四歳」の二二・一%、「三五〜四四歳」の一九・四%の順であった。
また、前年度は「六○歳以上」の高年齢労働者の割合が「二四歳以下」の若年者を上回ったが、今年度は高年齢労働者一○・五%に対して、若年労働者が一○・六%とわずかに上位に立った。
いずれにせよ、今回、高年齢労働者の割合が初めて二桁に乗るなど、確実に増加傾向を示す結果となった。
■若年者と高年齢者の割合の推移
◆最近3年間の若年労働者と高年齢労働者が占める割合の推移(静岡県計)
(%)
24歳以下
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平成15年度
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10.4
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60歳以上
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平成15年度
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9.1
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平成16年度
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9.5
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平成16年度
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9.8
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平成17年度
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10.6
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平成17年度
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10.5
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経営状況
「良い」は微減、「悪い」は微増
「良い」と回答した事業所は十五・二%と前年度より〇・七ポイント落とし、反対に「悪い」と答えた事業所は四○・五%と一・一ポイント微増した。
「良い」と答えた事業所の割合が高い業種は、「金属・同製品製造業」「機械器具製造業」「その他製造業」「情報通信業」「卸売業」など。一方、「食料品製造業」「繊維・同製品製造業」「窯業・土石製造業」「小売業」などで「悪い」と答えた事業所割合が高かった。
あい路のトップは
八年連続「売上減少」
経営上のあい路は「販売不振・受注の減少」。前年度よりも五・四ポイント減少しているものの、今回も四一・六%と最も高く八年連続第一位となった。
また、「原材料・仕入品の高騰」が二六・一%と前年度よりも七・六ポイント増加。順位も四位から二位に上がった。景気の好転が伝えられる一方で、原材料や仕入調達などに苦慮する中小企業の姿がうかがえる結果となっている。
また、ここ数年増加傾向にある「人材不足(質の不足)」は三七・一%で、前年度より五・〇ポイント増加。順位も四位から二位に上がっており、フリーターやニートなど若年者の就労問題のほか、団塊の世代がいっせいに定年退職をむかえる二○○七年問題がその背景にあることが想定される。
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