お知らせ 
 富士の叫び 
 FLASH 
 特 集 
 レポート 
 視 点 
 くみあい百景 
 新役職員基礎講座 
 編集室だより 



 静岡県交通安全施設事業協同組合
 理想的な交通社会の実現に向けて
〒422−8062
静岡市稲川3丁目6番1号 堀江ビル
理事長  佐藤 彰
組合員   29名
出資金 290
万円
TEL:054−203−8302
FAX:054−203−8301





▲前後の標識が補完しあい
設置効果を高める。

尊い命を守る道路標識と標示

 春四月、体より大きく見えるランドセルを背負った一年生の可愛い姿が目に付く。
 これまで優しく見守ってくれたお母さんの元を離れ、社会の様々な出来事や危険に、一人で立ち向かうスタートの時期だ。
 現代社会で生命に危険を及ぼす最大の出来事は交通事故。年間一万人近くの尊い命が失われている。こうした悲惨な交通事故を防ぐため、県内で交通事故防止に努めてきた全国道路標識標示業協会静岡県協会のメンバーが、平成十二年二月に協同組合を設立。交通安全のため県内道路の標識や、区画線など標示の一層の整備に取組んでいる。
 交通事故の死者数は、ここ数年、関係の自治体や機関、業者の努力により、横ばい傾向で推移している。
 しかし、様々な機関の努力にもかかわらず事故の発生件数、負傷者数は年々増加している。
 交通事故を減らすには、今後も官民が一体となり、住民の安全を守る道路標識、施設の整備を進める体制作りが求められ、当組合の活動が益々重要になる。

複雑な道路の管理形態

 道路に設置される標識・標示は、道路交通法の規定による警察署所管のものと、利用する市民の安全と利便を考え国道、県道、市道など所管する各役所が設置し、管理するものがある。
 現在、組合ではこれらの様々な機関から発注される標識の設置や標示の施工、調査・設計を共同で受注することを第一の目的に組合活動を展開している。
 平成十三年度の受注実績は、組合設立時に立てた目標をほぼ達成。今後も組合内に設置した受託事業委員会が中心となり、積極的な組合活動を展開して受注金額を伸ばしていく予定。


中小企業静岡(2003年 4月号 No.593)