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障害児の母親六人が企業組合設立

「手づくり工房・イルカ」オープン

(企)イルカ




▲開店までの経緯を
  語る内田和子理事長


←手づくりの組合パンフレット




 四月十五日、ケーキやクッキーなどを製造・販売する「手づくり工房・イルカ」が沼津市北今沢にオープンした。
 このお店、実はメンバーの六人にはいずれも知的障害を持つ子供があり、やがては、その子供達が生き生きと働いていくための作業所として自立を目指す場をかねている。
 障害者が就職する場合、社会福祉法人が運営する作業所にその場を求めることが多いが、定員や就業場所などの制約から就業のチャンスをつかむのは難しい面もある。六人の子供は現在、中学二年から高校一年。夏休みなど長期の休みに工房で訓練を積んで、将来に備える。
 お母さん方も元々は全員が素人で、二年間、視察や研修を繰り返し、腕と経営センスを磨いてきた。
 オープンされたばかりの店内には、焼き立てのお菓子の甘い香りと開かれた将来への夢が広がっていた。



 オープニングセレモニーの模様。
 養護学校の先生や友人らが次々お祝いに訪れ、
 用意しておいたケーキやクッキーはまたたく間に売り切れた。



中小企業静岡(2000年 5月号 No.558)