より効果ある支援を目指して
久しく経済の低迷がいわれるなかで、各組合、中小企業の方々の奮戦ぶりが目を引きます。
そんな中で、今回はそれを支援する県や西部地域の関係機関からのニュースを拾い集めてみました。
その内容を覗いてみると、僅かながら明るい兆しも感じられるようです。
ネットワークで産業支援
浜松市、浜松商工会議所、(財)浜松地域テクノポリス推進機構、(株)浜名湖国際頭脳センター、中央会(浜松事務所)の五団体で相互の連携強化を図り、総合的な産業支援体制を確立するために、平成十年四月に「浜松地域産業支援ネットワーク会議」を発足している。
活動内容は、施策普及、広報、情報収集、調査・研究事業など幅広い。これまでに新技術・新製品開発補助等説明会、ISO啓蒙、環境問題などの各セミナーの開催、新産業の創出・地域産業の高度化などについての調査などを行ってきた。
中央会浜松事務所には、これら活動内容を掲載した「ネットワークニュース」を備えているので、是非ともご活用を…。
新規創業や新製品開発に利用
静岡県では、優れた技術開発力等をもつ創業者を育成するための施設として、平成八年に浜松都田インキュベートセンターに工場仕様室、研究仕様室を各十棟ずつ設置した。
今年、入居者の退室に伴い工場、研究仕様室を各一室募集したところ十一社から申込みがあった。どれも先端産業である。
また、浜松都田テクノポリス内に地域振興整備公団と静岡県並びに浜松市は、地域企業が技術の高度化、新製品開発、新分野への進出などに取り組むのに必要な賃貸工場を八工場整備し、
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▲誓いの言葉を述べる
新規就職者代表
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六月頃の公募を予定している。
いずれも希望者が多く、新年度の目玉事業の一つとなっている。。
新規就職者の歓迎激励会
浜松鉄工機械工業(協)、西遠プレス工業(協)ほか浜松市内の金属・機械関係など九組合に所属する企業の新規就職者合同歓迎激励会を四月四日、県西部地域地場産業振興センターで開催した。本会が事務局を預り、組合、中央会、浜松市、浜松商工会議所が毎年合同で開催しているものである。
今期の新入社員は五一社三九〇人。平成八年の五八〇人以降、減少傾向にあったが、平成十一年の三五一人を底に就職者数も回復傾向にあり、厳しい経済環境の中にも次第に明るさが見えてきたように思われる。
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