組合優良職員表彰を受賞
富士市の水道工事業者で組織される組合の職員。今年一月に中央会が開催した表彰式典で、組合優良職員として中央会会長表彰を受賞した。
「中央会や職員協会の活動に参加して、勉強してきたことを目にとめていただいたのでしょう」と謙虚に喜びを語る。
組合での事務全般に携わる一方、県内の組合事務局職員で構成する職員協会でも、八年度から東部支部の役員に就任。こうした対外活動に積極的に参加してきたことも受賞理由の一つである。
「いろんな場所に出かけることを理解してくださった、組合員の皆さんのおかげです」と感謝を忘れない。
市への申請業務のOA化に奔走
組合に就職したのは昭和六一年。
「それまで水道のことは全くの素人。材料や道具の名前や使い方を覚えるのに苦労しました」
組合では、平成三年に富士市への申請業務のOA化を実施。静岡県で初めて、組合員が行う水道工事の図面をコンピュータで作成するシステムを導入し、多くの成果をあげている。これを導入した時には先進地視察、市との調整、組合員への説明などに奔走する毎日だったという。
「組合にとって大きな時代の変化でしたが、そのお手伝いができて良かったです」と当時を振り返る。
青年部にも温かい眼
現在は、女性三人で運営する事務局の責任者を務める。
「組合員は男性ばかりなので、気おくれしないよう、いつも元気良くしていなければと心がけています」
また、青年部の育成にも力を注ぎ、会員増強にも大きく貢献。
「最初は不安そうな顔をしていた青年がだんだん立派になっていく様子を見ているとうれしくなります」と業界の後継者に注ぐ眼差しは温かい。
特技は三〇年のキャリアを誇る華道。国風華道の司教の免状を持ち、教室を開いていたこともあるという。
六人家族の主婦と組合事務局責任者を掛け持つ多忙な毎日。
「事務局の同僚とドライブして気分転換するのが楽しみなんです」と笑う。
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